胆石 症 原因。 胆石症(胆のう結石)

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胆石 症 原因

この記事の目次• 胆石とは まずは胆石について紹介します。 胆道とは 胆道(たんどう)とは胆汁(たんじゅう)という液の通り道のことをいいます。 胆汁とは肝臓でつくられている消化液で、脂肪分やタンパク質、ビタミンなどの消化・吸収を助ける働きを持っています。 胆道は大きく3つに分けられます。 肝臓の中にある肝内胆管 かんないたんかん 、肝臓から十二指腸までを繋ぐ肝外胆管 かんがいたんかん 、そして胆汁を貯めておく胆嚢 たんのう です。 胆汁とは 肝臓でつくられた胆汁は肝内胆管を通って肝臓から肝外胆管へと出ていきます。 そして肝外胆管と胆嚢を結ぶ胆嚢管を経由して胆嚢へとたどり着きます。 そこで一旦蓄えられ濃縮されます。 食事を摂取すると胆嚢は収縮して、貯めていた胆汁を肝外胆管へ送り出します。 それから胆汁は十二指腸へ、十二指腸から小腸へと流れ、食べ物と混ざります。 そして消化器官での脂質やビタミンの吸収を助けます。 胆石とは この胆汁の成分が何らかの原因で固まって胆道上で結石となってしまったものが胆石です。 肝内胆管に胆石ができると「肝内結石」、肝外胆管上であれば「胆管結石」、胆嚢にできれば「胆嚢結石」と呼ばれます。 残る胆管結石は約20%となります。 ここでは割合の多い胆嚢結石と胆管結石を主に扱います。 胆石ができる原因 日本人の胆石症は増加傾向にあるといわれています。 現代の食生活では摂取する脂肪分の量が増えているので、胆石ができやすくなったことが主な理由でしょう。 また検査の医療技術が進歩したために、無症状の胆石や初期の小さな胆石も発見されるようになったためという理由もあります。 成人の10分の1もの人が胆石を持っていると推計されています。 胆石ができやすい人の特徴 胆石は中年以降の人にできやすい傾向にあります。 また性別では男性より女性に多く、2倍にものぼるといわれています。 また、胆石は40歳以上の肥満女性に多いとされており、肥満、過食、不規則な食事、ストレスなどの生活習慣が影響していると考えられています。 胆石の種類 胆石は成分によって種類が分かれており、その種類によって原因が異なります。 主な胆石の種類とは、「コレステロール系結石」、「色素結石(ビリルビンカルシウム系結石、黒色石)」の3種類です。 この中で最も多いのはコレステロール系結石で、胆石症全体の7~8割がこれにあたります。 残りの2~3割をビリルビンカルシウム系結石と黒色結石の割合は同程度ずつ占めています。 コレステロール系結石の原因 コレステロール系結石の原因は、胆汁中のコレステロールが増加することです。 胆汁の成分である胆汁酸は、本来水溶性でないため水に溶けない性質であるコレステロールを溶かすことができます。 しかしコレステロールの量が増えすぎると、過剰なコレステロールは溶けることができずに胆汁の中で固まります。 この固まってしまったコレステロールを核にして、結石ができます。 胆汁内のコレステロールが増える原因はずばりコレステロールの過剰摂取です。 脂肪分やカロリーの多い食事はコレステロール値が上昇します。 ビリルビンカルシウム系結石 食生活が欧米化する前は、日本人に最も多かった胆石症がこのビリルビンカルシウム結石でした。 胆管が大腸菌などの細菌に犯されることによって起こります。 ビリルビンは胆汁内の色素成分ですが、胆汁内に侵入した細菌によってビリルビンが変化してしまい、それにカルシウムが結合することで形成される結石がビリルビンカルシウム結石です。 黒色石 黒色石は名前の通り黒い色の結石です。 黒色石の原因もまたビリルビンが関与します。 胆汁内でビリルビンが増えすぎると、ビリルビンはカルシウムや銅などの金属元素と結合を起こします。 この複合体が固まりとなり、黒色石となります。 黒色石の原因は、胃の切除手術や肝硬変、溶血性の貧血や心臓の弁の手術などが関与していると考えられていますが、まだ明らかになっていません。 黒色石はコレステロール系結石とは対照的に、痩せ気味の人や、若い人に多くみられます。 胆石の症状 痛い!というイメージのある胆石ですが、無症状であることも多いようです。 胆嚢結石の症状 胆嚢に胆石ができる胆嚢結石では、多くが無症状です。 胆嚢結石ができていても8割の人は何も感じていないとされています。 自覚症状として最も特徴的なのは胆石疝痛(たんせきせんつう)と呼ばれる腹痛です。 背中と胸、さらには肩へ激痛が広がります。 転げまわるほど痛む場合もあります。 これが胆石=痛いのイメージのもとです。 激痛以外の症状では、右季肋部痛が多く、右の肋骨の下あたりに差し込むような痛みを感じます。 鈍痛や上腹部の違和感、腹部膨満管などを訴える人もいます。 胆石疝痛の症状は胆嚢結石が胆嚢の出入り口をふさいでしまったり、胆嚢管に詰まってしまったりしたために、胆汁の流れが妨げられることが原因です。 その状態で胆嚢内で細菌感染を起こすと急性胆嚢炎となって高熱が出ます。 胆管結石 胆管結石では胆嚢結石と違い、9割以上の人に何らかの自覚症状が出てきます。 その胆管結石の症状はみぞおち付近の腹痛、発熱などがあります。 いずれも胆管内の結石によって胆汁の十二指腸への流れが妨げられることが原因です。 本来は、十二指腸の中の細菌が胆管へ入り込んだとしても、胆汁に流されて一緒に排出されるため問題を起こすことはありません。 しかし、結石によって胆管が塞がれてしまうと、胆汁が流れていかないため細菌が溜まってしまいます。 こうなると胆管炎の原因となります。 また、胆汁が胆管から血液中へと逆流することがあり、この場合黄疸がみられます。 さらに胆管結石では、胆汁内の細菌が胆汁とともに血液内に入り込むことで重篤な病気を併発する恐れがあります。 敗血症やDICなどです。 そうなると急性閉塞性化膿性胆管炎 きゅうせいへいそくせいかのうせいたんかんえん という大変危険な状態に陥ります。 死に至る可能性もあるためすみやかな治療が必要です。 また胆管結石では急性膵炎(きゅうせいすいえん)の原因にもなることで有名です。 これは胆管結石が胆汁の出口である十二指腸乳頭につまることで、膵液の十二指腸への流れが妨げられ、膵臓が炎症を起こします。 胆管結石は急性膵炎の原因としてはアルコールの次に多く、全体の2割程度とされています。 急性膵炎の症状は、腹部や背中の激痛、発熱、黄疸や嘔吐などです。 重症の場合、命にかかわります。 胆石の治療 胆石ができてしまったどのような治療があるのでしょうか。 胆嚢結石の治療 胆嚢結石で治療の対象となるのは何らかの自覚症状がある人です。 胆嚢結石があるものの無症状の人は治療が必要と判断される所見がない限り積極的な治療の対象とはならず、定期的な検診での経過観察となります。 胆嚢結石治療で代表的なものでは、胆嚢摘出術が挙げられます。 主流となっているのは腹腔鏡下胆嚢摘出術という方法で、腹部周辺に3~4個の穴をあけ、カメラや手術器械を穴の中に差し込み、モニターに映った画像を見ながら手術します。 この手術では結石を取るのではなく胆嚢自体を摘出します。 傷口が小さく、術後の回復が早いことがメリットです。 ただし胆嚢の炎症のために胆嚢と周辺臓器とに強い癒着が見られる場合などは、腹腔鏡下胆嚢摘出術から開腹胆嚢摘出術に切り替えざるをえないケースもあります。 他の治療法では、胆石溶解療法があります。 この治療が行われるのは、胆嚢の機能が保たれており1センチ程度の大きさのコレステロール系結石である場合に限られます。 薬剤によって結石を溶解する治療です。 手術と比べ体への負担がなく、また胆嚢を残すことができるメリットがありますが、長期間毎日薬を内服する必要があることや、必ずしも結石が消失することを約束できる治療でないというデメリットがあります。 また、体外衝撃波結石破砕療法という治療も存在します。 これは体外から衝撃波を当てて結石を砕いてしまう治療法です。 この手法が行われるのは2センチ以下のコレステロール系結石に限られます。 砕かれた結石は自然に体外に排出されます。 胆管結石の治療 無症状の胆嚢結石とは違い、胆管結石である場合は無症状だとしても治療の対象となります。 先述のように、胆管炎や急性膵炎の原因となりうるからです。 主流な治療法は内視鏡的治療法です。 内視鏡的治療法では内視鏡を使って胆管から結石を取り出します。 この方法では最初に胆管の出口である十二指腸乳頭を広げる必要がありますが、その方法には内視鏡的乳頭括約筋切開術 EST 、内視鏡的乳頭バルーン拡張術(EPBD)、内視鏡的乳頭大口径バルーン拡張術 EPLBD 3種類があります。 内視鏡的治療では90%以上の確率で結石を完全除去することが可能とされていますが、まれに結石が大きく数も多い場合に、複数回の治療が必要になることがあります。 内視鏡的治療法でなく外科的治療法が行われる場合もあります。 開腹手術を行い、胆管を切り開いて結石を取り出します。 しかし体への負担が大きいため、内視鏡による手術では除去が困難な場合にのみ選択される治療という位置づけになっています。

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胆石のできる原因とその予防策

胆石 症 原因

スポンサーリンク 体の中に石ができる石の中で、最もポピュラーなものの一つは胆石ではないでしょうか? 胆石の正式な名称は胆嚢結石 病気の名前としては胆嚢結石症 ですが、その名の通り胆嚢 たんのう の中に石ができる疾患で、時に腹痛をきたしたりして患者さんを悩ますことがあります。 身近な方でも、胆石ができて胆嚢を摘出する手術を外科で受けた、という方がいらっしゃるかも知れません。 人間ドックを受けられた方の中には、腹部超音波検査 エコー で胆嚢に石を指摘されたことがある方もいらっしゃるかも知れませんね。 胆石は食べ物が原因でできるのか?胆石ができたと指摘されたら必ず治療を受けないといけないのか?胆石があるとどんな症状を起こすのか?これらの疑問と実際の治療方法について答えていきたいと思います。 Contents• 胆石はなぜできる?胆嚢の役割も考えてみる 胆石のできる場所である胆嚢は、一部分が肝臓にへばりついている袋の形をした臓器です。 下の図のように、胆嚢は胆嚢管という管状の構造物を介して総肝管 そうかんかん と合流し、1本の総胆管 そうたんかん となり十二指腸へと繋がります。 胆嚢の役割について説明していきます。 まず肝臓の中では胆汁 たんじゅう という消化酵素が作られます。 胆汁は肝臓の中で張り巡らされた胆管という管を通って最終的に十二指腸まで輸送されるのですが、図の黄色矢印のように肝臓の中で網の目のように存在する胆管を流れてきた胆汁は、一本の幹のような総肝管へと辿り着きます。 総肝管に流れてきた胆汁の一部は、胆嚢管を通って一旦胆嚢に蓄えられます。 十二指腸に食べた物が流れてきた際、胆嚢がぎゅっと収縮して蓄えられていた胆汁が総胆管から十二指腸へ流れていき、消化を効率よく促します。 要するに胆嚢は消化液を一時的に蓄えておく、袋の役割をしているわけです。 胆石は、胆嚢に蓄えられる胆汁内に分泌されたコレステロールやカルシウム、ビリルビンという成分が、胆嚢の中に蓄積されることによってできると言われています。 胆石ができやすくなる原因 胆石ができやすくなる原因としては、これまで様々なものが研究されています。 胆石ができる原因として因果関係があると報告されているものとして、下記が挙げられます。 食生活習慣 高い摂取カロリーや炭水化物・糖質の過剰摂取など• 脂質異常症 コレステロールや中性脂肪が高くなる体質• 急激な体重減少• 胆嚢および腸の機能低下 それではそれぞれの詳細を説明します。 食生活習慣との因果関係 食べ物と胆石の因果関係について、様々な論文が報告されています。 特に、高いカロリー摂取量や炭水化物、糖質、動物性脂肪酸の過剰摂取は胆石ができるリスクを高めるとされており、逆に果物や野菜、適度なアルコール摂取などはリスクを低下させるとされています。 脂質異常症との因果関係 体質的に血液中のコレステロールや中性脂肪が高くなる、脂質異常症という病気があります。 何タイプかあるのですが、特に中性脂肪が高くなるタイプの脂質異常症は胆石ができるリスクを高めるとされています。 急激な体重減少との因果関係 高いカロリー摂取量や脂質異常症から、肥満体質の方に胆石ができやすそうだと想像できると思いますが、逆に急な体重減少やダイエットも胆石をできやすくすることが研究で知られています。 胆嚢および腸の機能低下との因果関係 胆嚢の動き 収縮する機能 が悪くなることでも胆石ができやすくなることが知られています。 胃癌などで胃の手術を行った際に、胆嚢の動きをつかさどる神経を切ることが多いのですが、そういった患者さんで術後何ヶ月か経って胆石ができるのをよく見かけます。 胆嚢の動きのみならず、腸の動きが悪くなり食べたものが腸内に止まる時間が長くなっても胆石ができやすくなることも研究されています。 そのほかの因果関係 また、まれな原因ではありますが、特定の抗生剤 セフトリアキソン の投与が原因で偽胆石と呼ばれる石や泥が胆嚢内に短期間のうちにできることも知られています。 胆石ができやすい人 医学部生や医師の間では胆石ができやすい人の特徴を、それぞれ英語に直した際の頭文字 fatty, forty, female, fecund をとって4Fと言って覚えます。 日本語に直すと以下のようになります。 肥満体質• 40代• 多産 胆石ができる原因でも触れましたが、高いカロリー摂取量と胆石の形成に因果関係が示唆されていることから、肥満体質だと胆石ができやすいと何となく想像がつきますね。 胆石は40代で発症しやすいとされていますが、50代から60代で多いという研究結果もあります。 また、女性に胆石ができやすいのはなぜかというと、女性ホルモン自体が胆石のリスクとされているからです。 女性は男性の2~3倍胆石ができやすいという欧米の研究があります。 また、妊娠の回数が増えるほど胆石ができやすくなる可能性があると言われています。 アジア人より白人の方が胆石を持っている割合が高いということになりますが、もちろん胆石はアジア人である私たち日本人でもよくみられます。 胆石の存在を確認するための検査 胆石の診断を受けた方の中には、ほかの検査は人間ドックでたまたま見つかったというパターンの人も多いですが、実際に確定診断を行うためには以下に挙げる検査が大変有用です。 腹部エコー• MRI MRCP 腹部エコーは超音波の反響を利用した検査で、CTはX線を用いて体を断層状に撮影する検査、MRIは磁気の共鳴を利用した検査、になります。 腹部エコーはCTに比べると機械も小さく手軽に検査を行えますし、CTのようにX線による被曝もありません。 ただし、検査する側の技量によってうまく胆石を映し出せるか、その精度は変わってきます。 CTも診断には有用ですが、胆石の中にはCTには写らないもの カルシウム分が少ないコレステロール性の結石 もありますので、胆石の存在を証明するという意味ではMRIが最も精度が高くなります。 ただし、特殊な造影剤を投与して撮影するDIC-CTという検査であればMRIと同等の精度を持って診断することができますので、CTが診断を行うのに必ずしも不十分な検査というわけではありません。 また、MRIでは胆嚢とそこにつながる総胆管などが、どのような形をしているか撮影することができ、手術を行う際の胆嚢周囲の解剖の把握にも大変役立ちます。 検査の精度としては大変高いMRIですが、欠点としては狭い土管のような装置の中で、じっとして撮影しなければならず、腹部エコーやCTに比べると検査時間はやや長くなてしまいますし、閉所恐怖症の患者さんはまずは撮影が困難です。 スポンサーリンク 胆石によってどんな症状が引き起こされる? 胆石がたまたま検査で見つかっても、症状を引き起こす可能性は年2~4%程度とされています。 ただし、胆石が存在することによって引き起こされる症状および疾患はいくつかあり、代表的なものとして以下のものが挙げられます。 胆石発作• 急性胆嚢炎 どちらも、胆石が胆嚢の出口 もしくは胆嚢管 を塞ぐことによって起こるのが一般的です。 胆石が胆嚢管を通って総胆管に流れ込むと、胆石は総胆管結石と名前を変え、こちらも腹痛や皮膚が黄色くなる黄疸 おうだん などといった症状を引き起こしますが、今回は胆石が引き起こす症状について言及していますので割愛させていただきます。 現在は無症状であってもどのような症状が起きた時に受診すべきかは頭に入れておいた方が良いですので、それぞれの症状について具体的に説明していきます。 胆石発作の症状 胆石発作とは胆石を持った患者さんの中で起こりうる代表的な腹痛の発作です。 胆石が胆嚢の出口を塞ぐことで、胆嚢が収縮して中に蓄えられた消化酵素 胆汁 を分泌しようとしても出ることが出来ず、中の圧力が高まることで痛みをきたします。 具体的には以下のような症状が起きます。 みぞおちの痛み 心窩部痛• 右の肋骨下の痛み 右季肋部• 吐き気• 嘔吐 これらの症状は特に食後しばらくして起こることが多いのですが、それは食べ物を消化しようと、胆嚢が収縮した際に、胆石が胆嚢の出口を塞いでしまうと逃げ場をなくした胆汁で胆嚢内の圧力が高まるからです。 そうなるとみぞおちから右の肋骨の下辺りに激しい痛みが生じ、時に吐き気や嘔吐も誘発されます。 ただし胆石発作は、後述する急性胆嚢炎と違い、激しい痛みは一時的で、しばらくすると急に症状が良くなります。 これは一時的に胆嚢の出口を塞いでいた石が解除されて、高くなっていた胆嚢内の圧力が元に戻るからです。 再度胆石が胆嚢の出口を塞いで腹痛が起こり、そのまま後述する急性胆嚢炎に移行しないかどうか念のために入院で経過を見ることもあります。 しかし、胆石発作を疑う症状はあったものの病院を受診した際に腹痛の症状は治まっている時は、検査だけ行い帰宅となります。 胆石発作が一度出現した患者さんは後に症状が再発したり、今後急性胆嚢炎を来すリスクが高いため待機的に胆嚢を胆石ごと切除する胆嚢摘出術を強く勧めます。 現在日本のほとんどの病院では、待機的な胆嚢摘出術は腹腔鏡手術手術で行われており、小さな傷で、短期間の入院 病院によっては日帰りでも手術可能 で治療を行うことができます。 急性胆嚢炎の症状 胆嚢の出口や胆嚢管を塞いだ石が動かず、胆嚢内部の胆汁が総胆管の方へ流れていけない状態が続くと急性胆嚢炎を来してしまいます。 急性胆嚢炎になると以下のような症状がおきます。 みぞおちの痛み 心窩部痛• 右の肋骨下の痛み 右季肋部痛• 吐き気• 嘔吐 胆石発作と同様に、出口を塞がれると胆嚢が収縮しようにも胆汁の逃げ場がないため、胆嚢内部の圧力が高まり痛みをみぞおちから右の肋骨の下辺りに誘発します。 ただし胆石発作と違い、胆石が出口を塞いだままになりますので、痛みが持続し胆嚢内部の圧力が高い状態が続くのが特徴です。 また急性胆嚢炎は時間の経過とともに菌が胆嚢内で繁殖しますので、熱も生じてきます。 胆石発作同様、痛みに伴い吐き気や嘔吐を呈することもあります。 急性胆嚢炎について以下の記事で詳しく説明しています。 2018-09-07 00:40 胆石の治療法は? 無症状の胆石に関しては、特に治療は行わず経過観察が推奨されています。 とはいえ、今後症状をきたす可能性はありますし、患者さん自身が治療を希望された場合や、実際に腹痛などの症状をきたしている胆石には原則治療を推奨されています。 実際に現場で行われている治療としては以下のものがあります。 薬物による結石の溶解治療• 体外からの衝撃波による結石の破砕治療• 手術による胆嚢の摘出 胆嚢摘出術 薬物による治療方法として、胆石を溶解させる内服薬を6ヶ月以上内服する治療があります。 また、体の外から衝撃を与えて胆石を破砕する治療方法もありますが、こちらも胆石のサイズ 20mm以下 や個数 一つのみ 、成分 コレステロール性で石灰分をほとんど含まない に制限があり、薬物による治療と同じく適応が限られています。 治療の成功率は薬物治療のみよりもやや高いというデータも出ているものの、胆石の再発率が高いことも知られておりまし、病院によっては治療に用いる器械が置いていないこともあります。 最も確実な胆石の治療は、胆石と共に胆嚢を摘出する手術となります。 胆嚢を切除してしまえば胆石の再発は絶対にありえませんし、実際に症状を呈する胆石の治療で最も推奨されている治療は胆嚢摘出術となっています。 胆嚢自身はあくまで胆汁を蓄えておく袋の役割があるのみですので、胆嚢を切除してしまってもほとんどの方で自覚症状が出ることはありませんし、手術自体も現在は傷の小さな腹腔鏡手術で行うことがほとんどです。 腹腔鏡手術については下記の記事もご参照ください。 2018-08-29 08:48 それでは薬物治療や衝撃波による破砕治療の意義はあるのだろうか?という疑問が出てきますが、手術をするためには全身麻酔に耐えうるだけの体の機能が必要ですので、とても手術に耐えられないような患者さんにとっては需要があります。 なお、胆石によって起こる急性胆嚢炎の治療に関しましてはやや複雑な治療戦略がありますので、次回の記事で詳細を説明させていただきます。 胆石についてのまとめ 今回、胆石の原因や胆石がきたす代表的な症状、そして治療法についてお話ししました。 それでは、胆石について大切なポイントをまとめてみましょう。 胆石は摂取する食事やカロリーの過剰摂取と関係がある• 胆石は胆石発作や胆嚢炎を起こすことがある• 無症状の胆石は無治療で経過をみても良い• 胆石の根本的な治療は胆嚢摘出術である 胆石の原因は、食べ物ととても関連があり、またそれ以外にも様々な要因で胆石ができることもわかりました。 そして胆石が存在することによって、時に強い腹痛を伴う胆石発作や急性胆嚢炎を引き起こす可能性があります。 ただし胆石が存在するからといって必ず症状が出るわけではなく、無症状の胆石は無治療で経過の観察を行うことが可能です。 症状のある胆石に対しては、いくつかの治療方法の選択肢がありますが、最も推奨されておりあらゆるケースに対応できる治療は胆嚢摘出術になります。 胆石を持たれている方、思いがけず胆石を指摘された方に、今回の記事が参考になればと思います。 九州大学医学部卒、外科専門医、総合外科医Dr. Tこと田中崇洋。 医療過疎地の三次救急病院、都会の民間病院を経て、現在は理事長。 当サイトでは外科医の立場から、医療全般に関する疑問や問題に答えていきます。 詳細なプロフィールはに記載しております。 カテゴリー• 今週の人気記事• 医療現場では「清潔」「不潔」と言う言葉が頻繁に飛び交っています。 一般の方からすると「医療現場にあるもの... 前回の記事では、現在お腹 腹部 の手術で行われている開腹手術と腹腔鏡手術という2種類の手術方法のうち、開腹... 近年、スポーツの指導現場や職場でのパワーハラスメント パワハラ が、社会問題としてよく取り上げられるように... 前回、全身麻酔で行う手術の流れについてお話しいたしました。 記事を通じて、手術室内でどのように手術が進行して... 医学部卒業後ほとんどの医学生さんは、ごく少数の例外を除いて医師免許を取得し、医療業界に携わることになると思... 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胆石発作の前兆は?その症状と原因、予防法はあるの?

胆石 症 原因

胆汁はコレステロール、レシチン、胆汁酸、ビリルビンなどの物質で構成され、これらの成分のバランスが保たれていることで通常は液状です。 しかし、主に高脂肪食によって胆汁内のコレステロールの割合が増加すると、胆汁内のコレステロールが溶けきれずに固まってしまいます。 これが胆石(コレステロール結石)です。 胆石症の患者さんはこのコレステロール結石がほとんどです。 そのほかにも胆汁が十二指腸から胆管に逆流し大腸菌に感染することで発生するビリルビンカルシウム結石、まれに溶血(ヘモグロビンが赤血球外に出る現象)や肝障害が誘因となり発生する黒色石もあります。 胆石症になりやすい人 胆石症を発症しやすい人の特徴として、5Fと呼ばれるものがあります。 40歳代(Forty)• 女性(Female)• (Fatty)• 白人(Fair)• 多産婦(Fecund) しかしながら近年では食生活の変化などから男性の患者さんが増えてきているように感じます。 そのほか、もともと脂質代謝に異常がある方(高コレステロール血症や)、、急激なダイエットなども胆石症を誘発することがあるといわれています。 胆のう結石 胆のうに結石が生じる胆のう結石が、胆石症の患者さんで最も多いです。 胆のうは肝臓でできた胆汁を濃縮する場所で、胆のう内に一定の時間とどまっているため結石ができやすい環境にあります。 胆管結石 結石が胆管にある状態を胆管結石といいます。 多くはビリルビンカルシウム結石ですが、胆のうでできた結石が何らかの拍子に胆管内に転げ落ち、詰まってしまうことで起こることもあります。 胆管結石が起きると胆汁の流れが滞ってしまうことから黄疸が生じたり、胆管が結石を押し出そうとぜん動して激しい痛みが生じたりすることがあります。 肝内結石 まれですが、肝臓内にある胆管に結石ができることがあります。 しかし胆のう結石であっても、胆管部につながる胆のうの入り口の部分に結石が詰まってしまうと、胆のうがけいれんして痛みが生じます。 によって激しい痛みが生じる現象を「胆石発作」と呼びます。 この痛みは食後に起こることが多く、半数以上の人はみぞおちに痛みを訴えます。 しかしながら、人によっては右上腹部や右肩の痛みを訴える場合もあります。 痛みによる吐き気、嘔吐 痛みが強いと、人によっては吐き気や、そのまま嘔吐してしまうことがあります。 消化不良による下痢 胆汁は消化液です。 によって胆のう内に多くの結石が溜まり濃縮された胆汁を産生できなくなったり、胆管が詰まって十二指腸へ胆汁が流れなくなったりすると消化不良を引き起こすことがあります。 その結果、下痢となる場合があります。 胆のう炎・胆管炎 胆のうの入り口や胆管が塞がってそこに菌が増えると、感染を起こします。 胆のうが炎症を起こした状態を、胆管ではと呼ばれます。 胆のう炎や胆管炎を発症すると、発熱や黄疸、悪寒(寒気)がします。 胆のう炎、胆管炎を発症したときは早期の治療が必要です。 すぐに医療機関を受診してください。 胆石があると胆のうがんになりやすい? 胆のうがんの患者さんに胆石がある方は多いものの因果関係は不明 確かに、の患者さんにがある割合は高いです。 胆のうがんの患者さんの40〜75%は胆のうがんと同時に胆石もあります。 しかし、胆石がみつかったからといって必ず胆のうがんのリスクがあるかというとそうではありません。 特に無症状のの患者さんでは、その後の経過観察でも胆のうがんが生じなかったケースが多々あります。 しかしながら、以下にあてはまる方は将来、胆のうがんになるリスクがあるといわれています。 痛みなど、胆石症による症状がある• 胆石の数が多い(11個以上)• 胆石が大きい(3cm以上)• 長く胆石症を患っている 今のところは胆石と胆のうがんの因果関係ははっきりと認められませんが、たとえ無症状であっても経過観察によって定期的に胆のうの様子を観察しておくことは大切です。 具体的には1年に1回の検診でよいでしょう。 胆石症の検査 超音波(エコー)検査 があるかどうかは、超音波検査でみることができます。 エコーでみると、胆石は白っぽく写ります。 乾和郎先生よりご提供 MRI検査(手術を実施する場合) 手術を実施する際にはより細かく胆石の状態をみるためにMRI検査を実施します。 激しい痛みを感じたらすぐに消化器内科の受診を は無症状であれば積極的な治療を行わなくても、年に一度の検査だけで通常通りの生活を送ることができます。 また、がある=必ずになるというわけではないため、過剰に心配する必要はありません。 しかしながら経過観察をしていても10〜15年経つと手術が必要になってくる場合もあるため、定期的な検査だけは継続して受けるようにしましょう。 そして胆石症の予防には、生活習慣の改善が第一です。 正しい食生活と適度な運動でを予防しましょう。 記事2では、胆石症の治療について解説します。

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