ミッドサマー ネタバレ。 【ホラー映画】ミッドサマーのあらすじネタバレと感想!見どころも紹介!

映画『ミッドサマー』あらすじネタバレと感想。「ヘレディタリー」を軽々と凌駕する狂気に満ちた夏祭り!

ミッドサマー ネタバレ

スポンサーリンク 映画「ミッドサマー」のあらすじ 明日公開の「ミッドサマー」ですが製作会社A24がミッドサマーが原因で別れたカップルに3ヶ月間無料のセラピーを提供する、別れたほうがいいカップルにおすすめ、などカップルで観たらヤバすぎる作品なのは間違いないですが 固い絆があるカップルは問題ないという監督の言葉を信じて観に行くのもアリ。 美しい花々が咲き乱れ、太陽が沈まないその村は、優しい住人が陽気に歌い踊る楽園のように思えた。 しかし、次第に不穏な空気が漂い始め、ダニーの心はかき乱されていく。 妄想、トラウマ、不安、恐怖……それは想像を絶する悪夢の始まりだった。 引用: 花が鮮やかに咲き、人々も優しい。 そんな楽園のところにやってきた主人公たち。 題名にもあるように ミッドサマーは白夜で夜でも明るいということ。 一見恐怖は想像できないようなこの地で、彼らを襲う運命とは!? という映画のあらすじです。 予告編を見る感じですと、ホラー映画!?となりがちですが決してホラー映画ではないそうです。 ジャンルもストーリーも今までにない新しい映画であることは間違いなさそうです! スポンサーリンク 映画「ミッドサマー」の内容をネタバレ 『ミッドサマー』 背景をよく見ると自殺した姉の顔があります。 ちゃんと管が口を塞ぐ姿で。 — 映画ランナー eigarunner ここからは『ミッドサマー』の内容を紹介していきます。 ダニーの悲劇 主人公のダニーは、姉からの「さようなら」という内容のメールを読んでから不安で落ち着きがありません。 ダニーは彼氏のクリスチャンに電話で相談しますが、いまいち相手にしてもらえませんでした。 それもそのはず、 クリスチャンはダニーと別れようと考えているのです。 しかし、ダニーの不安は的中し姉が家族を殺し、自殺してしまいます。 もちろんダニーはトラウマを抱え、気が動転してしまうのでした。 クリスチャンは、大学の友人3人 ペレ・マーク・ジョシュ と論文作成のためスウェーデンに行くことが決まっていました。 それを偶然に知ったダニーは、彼らと一緒にスウェーデンに行くことにしました。 途中でサイモンとコニーという婚約したカップルと合流し、目的地のスウェーデン奥地へ向かいます。 スウェーデンの奥地「ハルガ」 スウェーデンの奥地「ハルガ」に到着した一行。 そこでは白い衣装に身を包んだ男女が彼らを歓迎してくれました。 ここでは 90年に一度の夏至祭が行われるということで、クリスチャンたちはその模様を論文にするつもりなのです。 日が沈まないスウェーデンの奥地では、就寝時刻になっても明るく、不思議な感覚を感じながらダニーは床につくのでした。 90年に一度の祭典 恐怖の始まり 翌日、その祭典の初日。 ダニーらは伝統行事であるその祭典に参加し、村の人々のダンスを見たり会話を楽しんでいます。 宿舎にある壁には、村人の生涯が描かれた絵がありましたが、なぜか72歳までの絵しかありません。 ダニーはそれを不思議に感じていました。 祭典は食事の時間になり、その際に老婆と老人が何か奇妙なものを飲みます。 その後、彼らは崖に向かいなんの迷いもなく、崖から飛び降りたのです。 もちろん、彼らの体は見るも無残な状態に。 そのうちの一人は生きていましたが、村人の手で殺されてしまいました。 ダニーら一行はこの儀式に恐れおののき、どうにか帰りたいと考えるようになりました。 村人の話では、 「72歳になったらこれをしなければいけない 死ななければならない 」ということ。 つまりこれは儀式の一環だということでした。 いなくなる仲間たち しかし、恐怖は始まりに過ぎなかったのです。 その儀式を見て、コニーは婚約者のサイモンとこの村を離れようとしますがサイモンが見つかりません。 コニーは一人で村を後にすることにしました。 マークは美しい村人に呼び出され、ついていきます。 ジョシュは論文作成に精を出し、夜中に村の秘密の本を調べている最中に マークのデスマスクを被った何者かに襲われ殺されてしまうのでした。 それを知らないクリスチャンは、翌朝、村人のところへ抗議をしにいきます。 しかし村人は、村の女性マヤがクリスチャンにぴったりだということで、マヤの話をずっとしていました。 その頃、ダニーは謎の飲み物を飲まされているのでした。 というようなストーリーになっています。 まだラストではありませんが、オカルトチックな話ですよね。 カルト集団の儀式のようなものでしょうか? 72歳で死ななければならないという恐怖や仲間が次々に消えて行く怖さには ゾッとしますよね。 スポンサーリンク 映画「ミッドサマー」の結末最後 ラストシーン はどうなる? 『ミッドサマー』の気鋭監督アリ・アスターにインタビュー、スリラーの常識を覆したい 「恋人と別れた時の自分の苦しみを投影して作った。 小屋には裸の女性が数人とマヤがおり、クリスチャンは彼女らが見守る中マヤとセックスをします。 それを見たダニーは嘔吐してしまいます。 クリスチャンはセックスの後、村を全裸で疾走。 その中で、サイモン、ジョシュの死体を発見、その後突然倒れてしまいました。 その頃、村の祭典は最高潮に達していました。 この祭典では生贄を9人選ばなくてはならず、 村から4人 72歳の儀式で死んだ2人と生贄希望者2人 、 部外者の4人 殺されたサイモン・コニー・マーク・ジョシュ 、そして後一人をダニーに選ばせることにしました。 消えていた仲間たちは村人によって全員殺されていたのです。 村人はダニーに、クリスチャンか村人の中の一人かどちらかを選ばせます。 つまり、彼氏かなんでもない他人かをダニーに選ばせたのです。 ダニーはなんとクリスチャンを選びます。 選ばれたクリスチャンは内臓を取られ、生贄の一人として殺されてしまうのでした。 それを見ていたダニーは微笑み、物語はエンディングを迎えます。 なんということでしょう! ダニーは、彼氏のクリスチャンを自ら選び殺したのです。 この映画の恐怖は、オカルティックな集団狂気とダニーのこの選択にあるのではないでしょうか? ホラーではないとしても、やや過激な描写はあるので「観たい」と思っている方はちょっと用心したほうがいいのかもしれません。 スポンサーリンク ミッドサマーあらすじネタバレ!結末ラストで彼氏を火あぶりの刑?まとめ スウェーデンの人里離れた共同体で、九十年に一度、九日間続く祝祭を描いた映画『ミッドサマー』。 オカルティックな内容と衝撃の結末ラストが見所です! また、ダニーのトラウマなどの心理的変化にも注目して観て行きたい作品になっております。 また、日本でもかなり注目されている作品ですのでこれから話題になりそうです! 『ミッドサマー』は2020年2月21日 金 から上映が始まっていますので、ぜひこの機会に劇場へ足を運んで観てはいかがでしょうか?.

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ミッドサマー ディレクターズカット版 考察・感想 北欧文化と伏線を解説【ネタバレ注意】

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主人公のダニーは、民俗学を研究する大学生です。 この映画は主人公が恋人や友人5人でスウェーデンを訪れた時の話です。 旅行の目的はスウェーデン奥地の村で開催される「90年に1度の祝祭」と言われる祭りへの参加でした。 いつまでも陽が沈まない村で、美しい花々が咲き、住人は陽気に歌い、そして踊るまさに楽園とも形容される村でした。 しかし、その幸せな雰囲気から一変、不穏な空気が漂い始めます。 恐怖する出来事やトラウマから、主人公ダニーの心は次第に周囲の出来事によって混乱に陥っていきます。 以上があらすじです。 【映画】ミッドサマーのネタバレ ミッドサマーは2020年2月21日に全国で公開されるので、公開され次第ネタバレを書いていきます。 【映画】ミッドサマーの感想 ミッドサマーは2020年2月21日に全国で公開されるので、公開され次第感想を書いていきます。 Twitterでは早くも「見たい!」という声があがっております。 狂い咲く笑顔。 常識を超克する救済。 破局危機にあるカップルの恋愛譚と、心的外傷からの再生物語、自己実現のプロセスを爽快に描いた魂のドラマ。 ただし血まみれ。 後味最悪の『ヘレディタリー』から一転、今度の後味は最高だ… 2020年の不可避映画、ここに誕生。 — SYO(映画ライター/編集者) SyoCinema 【映画】ミッドサマーの作品情報• 公開 2020年2月21日• 監督 アリ・アスター• 脚本 アリ・アスター• 音楽 ボビー・クルリック 監督のアリ・アスターについて。 彼はアメリカン・フィルム・インスティテュートと呼ばれる「映画芸術の遺産を保護し前進させること」を目的とする機関において美術修士号を取得しています。 長編監督デビュー作「へレディタリー 継承」 2018 では、サンダンス映画祭やサウス・バイ・サウスウェスト映画祭で注目を浴びました。 加えてあの有名な「エクソシスト」に並ぶホラー映画であると批評家から絶賛されています。 アリ・アスター監督と組む2作目となります。 どんな恐怖を私たちに見せてくれるのでしょうか。 楽しみです。 イギリス、オックスフォード出身で2014年から女優活動を始めています。 様々な賞にノミネートされる経験があり、米国アカデミー賞助演女優賞、ヨーロッパ映画賞女優賞、全米映画批評家協会賞 助演女優賞など多数あり、注目されている女優さんです。 【Lady Macbeth】 2016 で批評家から高く評価されました。 この作品で彼女の名前が広く知られるように。 アウトロー・キング スコットランドの英雄• のろわれた霊感• トレイン・ミッション• ファイティング・ファミリー などの映画に出演しています。 ホラー映画も経験があり、その磨かれた演技力にこちらの恐怖感倍増ですね。 また、【ロイヤル・ナイト 米国女王の秘密の外出】では、19歳の王女だった現女王のエリザベスと出会う青年を演じました。 素朴な青年というか、またはさわやかな男性といったイメージが彼にはぴったりです。 また、いくつかの有名映画のシリーズものに主役級の役で候補に挙がるくらい注目されています。 そんな彼が今回のホラー映画でどんな演技を見せてくれるのか注目です。 インスタグラムはやっていないようですが、ツイッターはアカウントがありました。 デビューは2014年【All the Way】。 その後は人気ドラマのわき役での出演が彼の活動の多数を占めていました。 しかし、【ぐっとプレイス】という映画で注目され、その後は2016年に公開された映画【パターソン】にも出演しています。 この作品は第69回カンヌ国際映画祭オフィシャルコンペティション出品作品で、その他多数の映画祭でノミネートされました。 個人的にはこの方が出演する映画は本当にお勧めです。 彼が出演すると、どんどん映画の世界に引き込まれてしまいます。 これまでには• リトル・ランボーズ 2007 リー・カーター役• レヴェナント:蘇えりし者 2015 ジム・ブリッシャー役 などに出演しております。 英国アカデミー賞 ライジングスター賞を受賞し、今後も出演作品が売れていくこと間違いなしではないでしょうか。 彼もインスタグラムはやっていないようですが、Twitterは開設しているようなのでチェックしてみましょう! その他には• ウィルヘルム・ブロングレン• アーチー・マデクウェ• 美しい村での恐怖体験 こんな正反対の演出がほかにあるでしょうか。 まさに名監督アリ・アスターが仕掛ける見どころです。 太陽が沈むことのない村、美しい花々、優しい住人。 そんな環境に出会ったら、きっと誰もが不安や恐怖から解放されてリラックスしてしまうに違いありません。 しかし映画はここからが本番です。 そんな楽園が徐々に地獄 ? へと変わっていく有様を私たちは何としてでも見届けようとしてしまうに違いありません。 豪華出演陣 フローレンス・ピュー、ジャック・レイナーなど、映画界の期待の俳優陣が顔をそろえています。 中でも注目なのは、やはりウィル・ポーターでしょうか。 【リトル・ランボーズ】ではとっても正義感のあるたくましい少年を演じました。 個人的に「お、この映画面白いぞ」と見入ってしまう作品にはだいたい彼が出演しています。

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ミッドサマーのレビュー・感想・評価

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映画『ミッドサマー』のあらすじとネタバレ 参考:製作会社A24のツイッター Try and get some rest 🌻 — A24 A24 ダニとクリスチャンのカップルは長く交際していますが破局寸前。 しかしある日ダニの妹が両親を殺した後に自殺する事件が起こり、クリスチャンは別れを告げることを止まります。 クリスチャンは夏、友人のマーク、ジョシュ、ペレとスウェーデンの田舎町ハルガを訪れる予定でした。 クリスチャンとジョシュが文化人類学専攻のこともあり、ペレが彼らを「自分の故郷で90年に一度しか開催されない夏至祭が開催されるから来てはどうか」と誘ったのです。 内緒で旅行を決めていたクリスチャンはダニに責められ、彼女も連れて行くことにしました。 ハルガに着いた一行は彼らと同様夏至祭を見に行くカップルのコニーとサイモン、ペレの妹マヤや村の人々と出会います。 住人たちは皆白い衣服を見に纏い踊ったり駆け回ったりなんとも牧歌的。 2日目、しきたりに従って村人全員と共に食事をするダニ一行。 誕生日席には青い衣服を着たおじいさんとおばあさんが座っています。 食事が終わるとおじいさんとおばあさんは神輿のようなものに乗せられて、村の高い岩場へ連れて行かれました。 昼寝のため宿舎へ戻ったマークを除き、ダニ、クリスチャン、ジョシュはペレら村の人たちと何が起こるのか見に行きます。 おじいさんとおばあさんは手のひらを切りつけて血を岩版にこすりつけ、そのまま下に飛び降りて死にました。 あまりにショックな出来事に呆然とするダニたち。 人は皆生命の輪の中で生きており、72歳で自死を選ぶのは村のしきたりだと説明されます。 ダニは両親の死を思い出し帰ることを思い立ちますが、ペレに説得され止まりました。 3日目。 昨日の事件を見て村を出ることを決めたコニーとサイモンですが、サイモンの姿が見当たりません。 村人たちはサイモンが先に駅に向かったと言いますが、コニーは彼がそんなことをする訳がないと答えます。 クリスチャンは、ジョシュが論文のテーマに既に選んでいるこの村のことを自分も書きたいと言い出し、二人は喧嘩に。 仲裁したペレは、村の長老たちに論文に書いていいか尋ねると言います。 ジョシュはとある建物の中で近親相姦によって生まれたルーベンという名前の奇形児が作った、ルーン語で書かれた預言書を見せてもらいます。 ジョシュは写真を撮っていいか尋ねますが、もちろん断られてしまいました。 一方マークは、昨日亡くなったおじいさんとおばあさんの灰が埋葬された古木に放尿し、村の人々に怒られます。 そのあと前々から彼に目配せをしていた女性にどこかへ連れて行かれてしまいます。 その夜、ジョシュはこっそり預言書を撮影しようとしていました。 しかし背後から殺されたマークの皮を被った裸の男が忍び寄り、ジョシュも殺されてしまいます。 ダニはハイになる飲み物を飲まされ、村の女性たちと共に、その年のメイクイーンを決める大会に参加します。 メイポールの周りをぐるぐると回り、最後まで立っていた女性がメイクイーンとなるのです。 踊っている途中に飲み物の影響か、スウェーデン語を話せるようになるダニ。 彼女は最後まで踊り続け、メイクイーンに選ばれます。 その頃クリスチャンは村人からペレの妹、マヤとセックスをして欲しいと頼まれていました。 狭い村はこうして外部の血を時折受け入れているのです。 ドラッグを飲まされクリスチャンが連れて行かれた部屋には、裸のマヤと様々な年齢の女性たちが。 マヤが喘ぐと女性たちも真似をする異様な光景が繰り広げられます。 その頃、五穀豊穣の祈りが終わったダニは、クリスチャンのことが気になり、建物を覗いて情事を知ってしまいます。 ダニが泣き叫ぶと女性たちも真似をするのでした。 ことが終わって部屋から逃げ出したクリスチャンは、慌てて入った鶏小屋でサイモンの死体を目撃します。 そこで長老たちに見つかり、気絶させられてしまいました。 クリスチャンは「あなたは喋れないし動けない、けれど大丈夫よ」という声で目を覚まします。 壇上には鮮やかな花で覆われたダニの姿が。 村人は悪を一掃するために9人の生贄を捧げることを宣言します。 最初の4人の犠牲者はジョシュ、マーク、コニー、サイモン。 残りの4人は長老2人、ペレの従兄弟、もう1人の村人。 最後の犠牲者としてダニはクリスチャンを選びます。 そしてペレを新しい預言者として讃えます。 まだ麻痺したままのクリスチャンは解体した熊の体の中に入れられ、他の生贄たちと共に黄色いピラミッドの形をした寺院に連れて行かれました。 火がつけられあっという間に燃えていく寺院。 儀式を祝うため村人たちは泣き叫ぶ演技をし始めます。 呆然と眺めていたダニでしたが、いつしか顔には笑みが浮かんでいました。 グロテスクな描写もかなりのもので、身を投げるおじいさんおばあさんの潰れた顔が大写しになったり、ジョシュやマークの惨殺死体であったり、最後の火あぶりなど目を覆いたくなるシーンも多数。 しかし本作の 本当に恐ろしいポイントはトラウマや死を思い起こさせ、ダニと一緒に観客を巻き込んでパニックに陥らせる様な心理描写です。 スウェーデンに行くことを知らされて責める時、破局の危機にあることを知っている彼の友人たちと会う時の気まずい状況…。 冒頭から一気に暗澹たる空気が立ち込め、そして問題の村ハルガへ。 夏至祭の会場へたどり着く前に一行は休憩しドラッグを試すのですが、ダニのバッド・トリップの描写も陰鬱なものです。 トラウマが脳を支配し、皆が自分を笑っているような強迫観念にかられる。 加えて舞台は夏至祭、一日中太陽が照りつけ、夜の闇に隠れることも許しません。 惨たらしいことも恐ろしいことも何もかもが曝け出されて、直面しなければいけないのです。 スウェーデン出身の映画監督、 イングマール・ベルイマンの作品『叫びとささやき』 1972 の系譜を引く美しくも恐ろしい不穏、叫び声と沈黙のコントラスト。 画面の外で起こっている出来事と自らの心の不安定さがますます揺さぶりをかけ追い詰める。 ですから、心身疲れている時の鑑賞は決しておすすめできません。 「どこにも逃げ場はない」「何もかも明らかにされる」「一番恐れていることと対峙しなければならない」そう思わせる力を持ったホラー映画となっています。 しかし彼女はラストシーンにて、生贄となり燃え盛る友人たちの死体やボーイフレンドのクリスチャンを見てにんまりと微笑んでみせます。 なぜ彼女は満ち足りたようなあの笑みを浮かべたのか。 ダニという女性はハルガの村全体と大きく呼応しています。 実は映画の序盤から、後々にダニやクリスチャンたちが訪れることになるハルガの街の符号となるシンボルが多々登場しているのです。 ダニの部屋に飾ってあるのは大きなクマと小さな女の子が何とも印象的な絵で、これは童話集や神話、民話、タロットカードなどの挿絵を多く手がけたスウェーデンの画家ヨン・バウエルによる作品。 白い衣服で軽やかに舞い踊る乙女たちが同じく登場する『ピクニック at ハンギング・ロック』 1975 やロマン・ポランスキー監督作品『テス』 1979 を想起させる、ホラー映画とは思えないほどファンタジックで可愛らしいビジュアルを持つ『Midsommar』は、この ヨン・バウエル作品の登場によって一層おとぎ話めいたものに昇華されます。 外は雪が降っていますがダニの部屋は植物が至る所に置かれていて対照的です。 村の入り口にたどり着き、ドラッグでトリップした時には植物が自分の手から生え、木々が人間のように脈打つ幻覚を見ます。 植物だけではありません。 メイクイーンを決める踊りの最中、隣の女性とスウェーデン語で突然会話できるようになります。 そしてダニが悲しみと怒りで泣き叫べば周囲の女性たちも彼女にならい、感情を高ぶらせて爆発させる行為を共にするのです。 そして最後、クリスチャンとの完璧な別れを決意したダニの思いを代行するかのように、村人たちは文字どおり彼自体を燃やし尽くしてくれます。 おとぎ話の王女のように、喪失や悲しみを乗り越えて本当の家族、本当の居場所を見つけることができるのです。 それが夏至祭で文字どおり、何もかも白日の下に晒されたことにより 衝撃的な形ですが 過去となってしまった恋から脱出することができたのです。 ダニの 最後の笑みは恐ろしくも、全編の中で最も爽快感あるワンシーンです。 トラウマや抑圧からの解放を描きながら、 カップルの破局話を民俗ホラーとして仕立て上げたアリ・アスター監督の手腕を堪能できる『Midsommar』。 疲労や不安に襲われること間違いなし、それでも思わず笑ってしまうこと間違いなし…。 その美しい牧歌的な風景と凄惨な絵面が脳裏を蝕んでやまない、 『Midsommar』は新たなホラー映画の名作として語られるに違いありません。 『Midsommar』は 日本では邦題『ミッドサマー』として、2020年2月に公開予定です。

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