しんにょう 漢字。 「邉」しんにょうの点の数

しんにょう・しんにゅう

しんにょう 漢字

しんにょうの字体差に隠れた歴史を追う まず前提として知っておいてもらいたいのは、中国の長い歴史の中で、 「正しい漢字の形」も変わってきたということです。 書道の作品などで見られる流れるような草書体や、学校教育で用いられる字体の元となった楷書体は、すべて中国の異なる時代に起源を持っています。 さて、明治時代の日本では学校教育制度の近代化が進み、 子供たちに教える漢字の形を法律で制定しようという動きが生まれました。 このときに模範とされたのが、中国・清の時代(西暦1700年ころ)に編纂された 『康煕字典(こうきじてん)』でした。 つまり、1700年ころの中国で正しいとされていた漢字の形が「 二点しんにょう」だったため、明治政府はそれを取り入れたのです。 時は流れて第二次世界大戦の終結後。 日本の政府はより分かりやすい教育を目指して、 それまで学校で教えていた漢字の一部を簡略化するという計画を実行しました。 このとき、「二点しんにょう」がまとめて「一点しんにょう」に変更されたのです。 ところで、この「しんにょうの点を一つ減らす」というアイデアはどこから生まれたのでしょうか? 実は、「一点しんにょう」が正式な形とされていた時代があったのです。 中国・唐の初期(西暦650年ころ)にあたります。 書道の世界では、楷書の手本は唐の初期にあり、というのが原則でした。 そのため、二点しんにょうが制定される以前も以後も、 書道界では一点しんにょうで書くことが普通だったのです。 また、書道に関わりのない一般人でも、手書きでは一点しんにょうの方が主流でした。 書道家たちは一点しんにょうの伝統を固く守り続けた。 こうして、人々になじみ深い形へ統一されたように思えたしんにょうの字体問題。 しかし、ここでツメの甘さが悪い結果を招いてしまいます。 「 常用漢字は一点しんにょうを正しい形とする」と定めたものの、常用漢字以外の漢字についてはまったく触れず、 二点しんにょうのまま放置してしまったのです。 新たに追加された常用漢字。 扱いはどうするの? 2010年、新たに196字が追加された『新常用漢字表』が作成されました。 このとき、問題が発生しました。 先に述べたように、もともと常用漢字の範囲外だった「二点しんにょう」の漢字を追加するとき、一点に統一するのか、二点のままにするのかで意見が分かれたのです。 結果として、問題のしんにょうが含まれていた「 謎(なぞ)」「 遜(へりくだ-る)」「 遡(さかのぼ-る)」の3文字は、「二点しんにょう」のまま『新常用漢字表』に追加されることになりました。 つまり、「 常用漢字は一点しんにょうが正しい」という原則に例外が生まれてしまったのです。 その主な理由は、パソコンなどの情報面にあるといわれています。 つまり、これらの漢字が常用漢字に追加される前に作られた文字のフォントが広く普及しているため、今から「一点しんにょう」を正式な字体にすると対応が面倒だと考えられたのです。 ただし、原則は「常用漢字は一点しんにょうが正しい」なので、現在これらの3文字については特例として「 二点しんにょうと一点しんにょうのどちらも正しい」として教えられることが多いようです。 「一点しんにょうと二点しんにょう、この漢字はどっちだったっけ?」となって使い分けが面倒な人は、とりあえず 一点しんにょうで書いておきましょう。 なにせ、書道の世界ではすべて一点しんにょうなのですから!.

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「邉」しんにょうの点の数

しんにょう 漢字

どの漢字が正しいというのはない。 と、いうのが私の最近の見解です。 斉藤さんの『サイ』とか、 渡辺さんの『べ』とか、 旧漢字ってややこしいですよね。 >本当はもともと点がふたつなのか、それともパソコンやワープロが 役所で使われるようになって点ひとつの「邉」が漢字としてそれらに 登録されていなかったため点ふたつの字にすりかわってしまったのか それもあるみたいです。 ただ、ほとんどは昔、役所に登録する際に 申請者自身が書類に書いた文字の通りに、登録しているので、 同じ漢字でも、点があったり、棒が一本多かったりするのだと聞きました。 多分、申請者自身も適当だったんだと思います。 これは印刷業の方から聞きました。 最初に登録した人が書いた漢字がそのまま登録されている、とのことでした。 だから、同じ読みの漢字でも、書き方が何通りもあると。 何か納得。 だって、 私自身、結婚式で招待状を出す際に、 正式な漢字を親に教えてもらった漢字と役所に登録されてる漢字と 比べたら、役所のほうが、一角少なかった。 内の先祖は適当だったんだ ユーザーID: 2824149741• 俗字 聞きかじりの知識ですがわかるところだけ。 パソコンなどの文字はJIS規格でコードが定められていて、どの機種・ソフトでも、同じ文字が出せるようになっているのですが、漢字は膨大なのに、昔の機械はそれほどの容量や処理能力がなかったこと、文字は一文字ずつ作成して登録しなければなかったことから、よく使われている字から登録することになりました。 だから全ての文字をカバーしてはいません。 (草なぎくんのなぎとか。 ) 特に人名は、手書きだったころにちょっとずつ変わったりして、どんどん増えていきました。 最近は、コンピューターの世界の進歩により、まだコード化されていない漢字も使えるようにしようという動きもあるようなので、いつかは、元のわたなべさんになれるかもしれません。 それと、もしかしたら、戸籍やお住まいの自治体の住民票独自の辞書にはすでにあるか、申請すれば希望の文字で登録できるかもしれません。 ただし、共通コードではないので、その辞書の使えない場所(他自治体とか、同自治体内でも辞書は共通でないとか)だと、空白になったり文字化けしてしまうと思われます。 それを防ぐために今の字が使われているのかも。 ユーザーID: 3687743078• 学ぶランキング• 改正原戸籍 戸籍は、1人の人が一生同じものを使うわけではなく、結婚や戸籍制度の改正により、新しいものに切り替わります。 古いものも、廃棄されるのではなく、役所にずっと保管されています。 これを「改正原戸籍」といいます。 相続などで必要があれば、この「改正原戸籍」の謄本を請求することになります。 トピ主さんの家(婚家?)の場合は、本来は「点がひとつ」だったが現在の戸籍では「点がふたつ」に なっている、ということでしたら、いずれの時点かの新戸籍の作成のときに、「点ふたつ」に なってしまったと思われますので、「改正原戸籍」をさかのぼって調べればいいでしょう。 その上で、「戸籍上も点ひとつに戻したい」ということでしたら、役所にご相談ください。 余談ですが、私の母の戸籍上の名前には、「冨」(「富」の字の上の点がないもの)という字が入っていたの ですが、現行の戸籍では「富」になっています。 たまたま古い戸籍を見る機会があったので調べたら、 和文タイプで打った「冨」の字がかすれている戸籍があって、その後パソコン作成の戸籍に なったときに、「富」になってしまったようです。 ユーザーID: 0486782967• 私も 写植オペレータをしていました。 当用漢字・常用漢字の外に異体字と呼んでいた文字が多く、「邉」も点が一つ、二つ以外に上は「白」か「自」、それらが独立しているかワにくっ付いているか、下が「口」か「方」など、微妙に違っていました。 仕事上、お客様が書かれた文字が正しいので、通常使われない文字、コンピュータに登録されていない文字などは、全て外字作成で作っていました。 印刷物や印章の作成は機械化されていても特殊文字があれば手を掛けます。 役所の場合、昔の手書きの時は申請された文字でも機械化されてからはコンピュータに入っている文字で済まされていると思います。 ただの職員がわざわざ外字作成はしないでしょうし、微妙な違いに気づかない人もいますし、コンピュータの文字が絶対に正しいと信じている人もいます。 証拠としては、手書き時代の証明書しかないと思います。 今時それが手に入るかどうか難しいですけど。 コンピュータの文字でもフォントにより点の数が違う場合もあります。 ユーザーID: 4467950377• JIS に依拠しているから ・・・ 「しんにょう」の点は二つ、そのため点一つの「しんにょう」の漢字は出力されないのでしょう。 「JIS 漢字」で検索されますと関連情報がたくさん出てきます。 根拠とされたのは中国の『康煕字典』、日本の『漢和大辞典』のようです。 現在、中国では、部首「しんにょう」のつく漢字はすべて点一つ、( )内に点二つの「しんにょう」が置かれ、旧時代に育った人のための参考程度となっております。 『新華字典』(商務印書館 1998年修訂本) * 書名、出版社名は簡体字ですが日本漢字で出力、表記しました。 台湾でも点一つの「しんにょう」です。 (部首索引は7画の原型) 『小学生 国語辞典』(三民書局 2009年) * 書名は繁体字ですが日本漢字で出力、表記しました。 JISとは逆ですね。 中国での部首「しんにょう」の歴史的変遷については: 『部首のはなし 漢字を解剖する』阿辻哲次著 中央公論新社 2004年 (中公新書1755)p. 134-137 に要領よくまとめられております。 ご覧ください。 当時の義父様の見識はそれなりに正しかったことがわかります。 ユーザーID: 8177206332• ごめんなさい たくさんお返事いただきありがとうございます。 いろいろと勉強になりました。 まとめてお礼を申しあげることをお許しください。 皆様のレスを読んで漢字は生き物みたいだなと思いました。 漢字を使う人間の覚え間違い、書き間違い、その時たまたまちょっと 墨がこぼれて点や線が増えてしまったり、線がつながってしまったり。 読む人の思い込みでちょっと違うふうになってしまったり。 手書きしかなかった時代は特に複雑な変化を繰り返していたんでしょうね。 結婚して十数年になります。 点が二つになってることに気付いたのは 2〜3年前です。 免許の更新をした時気が付きました。 その前の免許も そうなってたと思いますが、全く気づきませんでした。 昔の人達と同じ です(笑) ユーザーID: 4007572810• ありがとうございます 2 戸籍などの点をどうしてもひとつにしたいとは思っていません。 やはり今の時代pcなどですぐ漢字がでてこないのはなにかと不便だと 思います。 今まで正式な文書などは点ひとつで書いてきました。 これがもし何かの時に「戸籍と違うじゃないか!」と指摘された場合、 「いえいえ、実は点ひとつが正しいんです。 」で納得してもらえるなら それでいいと思っています。 字が違うから無効なんて言われるのが 一番嫌です。 とりあえず原戸籍(縦書き)というものがあるかどうか調べてみようと 思います。 もしあれば証拠として十分だと思うので。 「邉」以外でもややこしい漢字が名前に入っているみなさん、なにか こういったことでトラブルになった経験はありますか? ユーザーID: 4007572810• 訂正 免許証の字もときどき戸籍上の字ではないことありますよ。 うちもとってもややこしい字ですが、免許証は勝手に当用漢字にされてました。 転勤族なんですが、住民票の字ですら当用漢字になってました。 本当は外字登録するか住民票申請があるたびに手書き処理しないといけないと思うんですが。 トピさんの場合、現在の戸籍が2点しんにょうなら現時点においてはそれが戸籍上の名前です。 今後、問題になる可能性があるとしたら就職や入学の時の住民票(戸籍)記載事項証明をとったときでしょう。 我が家はややこしい名前で不便をしたことはないんですが、住民票の文字(当用漢字)を訂正させるんじゃなくて、今後のことを考えて戸籍の更正手続きをして当用漢字を正式の名前にしました。 戸籍、住民票、免許証、自分の意識、全部当用漢字ですっきりしましたよ。 ユーザーID: 4328733029• 名前ではないのですが 某役所で戸籍の仕事をしています。 昔戸籍が手書きだった時に、いくらきれいに書いても人が書いたものなので、クセで1つ点が多く見えるものや、俗字・誤字が多数ありました。 当時「俗字・誤字」とされた文字でも、その後の改正で「正字」とされたものもありますし、誤字として訂正を求めている漢字もあります。 今の戸籍に点が2つということは、お住まいの地域では訂正されたのだと思います。 役所の戸籍を扱うパソコンには、かなりの数の漢字が登録されていますが、他の機関では出ない漢字が多く…機械打ちできる漢字に変換、外字、手書きで対応しているところもあります。 よく使う漢字の方に訂正することは簡単ですが、元に戻すのは困難だと思ってください。 それに、家族内での揉め事にもなるので訂正される際は、よく話し合ってからにして欲しいものです。 話は横にそれますが、文字だけで漢字を説明するのって難しいですね。 ユーザーID: 4723284023• 懐かしい….

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「つじ」の「しんにょう」は1点? 2点?

しんにょう 漢字

現行の常用漢字表は、(平成22年)に平成22年内閣告示第2号として告示され、2136字/4388音訓[2352音・2036訓]から成る()。 常用漢字表の目的は、漢字使用の目安であって制限ではない一方、日本のではので読みを習う漢字は常用漢字しか規定がない。 日本の主なは、が発行する『新聞用語集』(新聞用語懇談会編)に掲載されるに基づき、各社で多少手を加えて、漢字使用の基準としている場合が多い。 詳細は「」を参照 歴史 [ ]• (12年)、臨時国語調査会が発表した常用漢字表、漢字1962字とその154字。 一部資料に1960字とあるのは略字によって2組が同字となるため。 同年実施予定であったが、同日発生したにより頓挫した。 (6年)、「常用漢字表及仮名遣改定案に関する修正」にて上記常用漢字表中の147字を減らし45字を増やして修正した1858字。 (昭和17年)、が作成した標準漢字表2528字のうちの常用漢字1134字。 ほかに準常用漢字1320字、特別漢字74字。 簡易字体(略字)の本体78字、許容64字があった。 (昭和21年)、国語審議会が上記標準漢字表の中の常用漢字から88字を削り249字を加えた常用漢字表1295字案。 この案は採択されず、同年、これを修正した1850字が として公布された。 (昭和56年)に国語審議会が答申し、同年に昭和56年内閣第1号として告示された 常用漢字表。 当用漢字の後継であり、1945字/4087音訓[2187音・1900訓]から成る。 (平成22年)に文化審議会が 改定常用漢字表として答申し、同年に平成22年内閣告示第2号として告示された常用漢字表。 告示の際、昭和56年内閣告示第1号「常用漢字表」は廃止された。 2136字/4388音訓[2352音・2036訓]から成る。 なお、このページでは5. および6. について解説する。 1981年の制定時(当用漢字との違い) [ ] 昭和56年内閣告示第1号「常用漢字表」(1945字/4087音訓[2187音・1900訓])では、当用漢字表と比べて字数の上では、以下の96字が増加した。 削除された字種はなかった。 追加された字 猿 凹 渦 靴 稼 拐 涯 垣 殻 潟 喝 褐 缶 頑 挟 矯 襟 隅 渓 蛍 嫌 洪 溝 昆 崎 皿 桟 傘 肢 遮 蛇 酌 汁 塾 尚 宵 縄 壌 唇 甚 据 杉 斉 逝 仙 栓 挿 曹 槽 藻 駄 濯 棚 挑 眺 釣 塚 漬 亭 偵 泥 搭 棟 洞 凸 屯 把 覇 漠 肌 鉢 披 扉 猫 頻 瓶 雰 塀 泡 俸 褒 朴 僕 堀 磨 抹 岬 妄 厄 癒 悠 羅 竜 戻 枠 字体を改めた字 当用漢字字体表の「 燈」が「 灯」に改められた。 音訓が加わった字 栄(はえる)、 危(あやぶむ)、 憩(いこう)、 香(かおる)、 愁(うれえる)、 謡(うたう)、 露(ロウ)、 和(オ) 付表に加わったもの 叔父・ 伯父(おじ)、 叔母・ 伯母(おば)、 桟敷(さじき)、 凸凹(でこぼこ) 音訓が削られた字 膚(はだ)、 盲(めくら) 2010年の改定 [ ] 文化審議会は2010年6月7日、 改定常用漢字表(2136字/4388音訓[2352音・2036訓])を答申した。 これは同年11月30日に平成22年内閣告示第2号「常用漢字表」として内閣告示された。 その際、昭和56年内閣告示第1号「常用漢字表」は廃止された。 追加(196字) 挨 曖 宛 嵐 畏 萎 椅 彙 茨 咽 淫 唄 鬱 怨 媛 艶 旺 岡 臆 俺 苛 牙 瓦 楷 潰 諧 崖 蓋 骸 柿 顎 葛 釜 鎌 韓 玩 伎 亀 毀 畿 臼 嗅 巾 僅 錦 惧 串 窟 熊 詣 憬 稽 隙 桁 拳 鍵 舷 股 虎 錮 勾 梗 喉 乞 傲 駒 頃 痕 沙 挫 采 塞 埼 柵 刹 拶 斬 恣 摯 餌 鹿 𠮟 嫉 腫 呪 袖 羞 蹴 憧 拭 尻 芯 腎 須 裾 凄 醒 脊 戚 煎 羨 腺 詮 箋 膳 狙 遡 曽 爽 痩 踪 捉 遜 汰 唾 堆 戴 誰 旦 綻 緻 酎 貼 嘲 捗 椎 爪 鶴 諦 溺 塡 妬 賭 藤 瞳 栃 頓 貪 丼 那 奈 梨 謎 鍋 匂 虹 捻 罵 剝 箸 氾 汎 阪 斑 眉 膝 肘 訃 阜 蔽 餅 璧 蔑 哺 蜂 貌 頰 睦 勃 昧 枕 蜜 冥 麺 冶 弥 闇 喩 湧 妖 瘍 沃 拉 辣 藍 璃 慄 侶 瞭 瑠 呂 賂 弄 籠 麓 脇 削除(5字) 勺 錘 銑 脹 匁 同時に新に取り入れられているため、新生児の命名には引き続き使用可能である。 また音訓が以下の通り追加、変更、削除された。 追加(29音訓) 委(ゆだねる)、 育(はぐくむ)、 応(こたえる)、 滑(コツ)、 関(かかわる)、 館(やかた)、 鑑(かんがみる)、 混(こむ)、 私(わたし)、 臭(におう)、 旬(シュン)、 伸(のべる)、 振(ふれる)、 粋(いき)、 逝(いく)、 拙(つたない)、 全(すべて)、 創(つくる)、 速(はやまる)、 他(ほか)、 中(ジュウ)、 描(かく)、 放(ほうる)、 務(つとまる)、 癒(いえる・いやす)、 要(かなめ)、 絡(からめる)、 類(たぐい) 変更(1訓) 側(かわ) - 訓「かわ」を「がわ」に変更。 削除(3音訓) 畝(せ)、 疲(つからす)、 浦(ホ) 備考欄等について以下の通り変更された。 変更 愛・岐・児・滋・城・神・鳥・富・分・良 - 備考欄に都道府県名を注記。 音 - 語例「 音信不通」を「 母音」に変更。 備考欄「 音信不通」の注記を削除。 堪 - 語例「 堪能」を追加。 備考欄に〈「 堪能」は、「タンノウ」とも。 〉と注記。 屈 - 語例「 理屈」を追加。 十 - 備考欄に〈「ジュッ」とも。 〉と注記。 従 - 語例「 従って〔接〕」を削除。 昭 - 語例「 昭和」を追加。 側 - 備考欄に〈「かわ」とも。 〉と注記。 透 - 語例「 透き間」を削除。 破 - 語例「 破棄」を追加。 力 - 凡例に注記。 付表は以下の通り追加、変更された。 追加(6語) 鍛冶(かじ)、 固唾(かたず)、 尻尾(しっぽ)、 老舗(しにせ)、 真面目(まじめ)、 弥生(やよい) 変更(5語) 居士(こじ) - 「 一言居士」を「 居士」に変更。 五月(さつき) - 「 五月晴れ」を「 五月」に変更。 お母さん(おかあさん) - 「 お母さん」を「 母さん」に変更。 お父さん(おとうさん) - 「 お父さん」を「 父さん」に変更。 海女(あま) - 「 海女」を「 海女・海士」に変更。 経緯 [ ] (平成17年)に国語分科会が「情報化時代に対応する漢字政策の在り方を検討することが必要」であるとした報告書 をに提出した。 これを受けて、同年、は常用漢字表の見直しの検討などを文化審議会に諮問した。 同年9月から文化審議会国語分科会の漢字小委員会が常用漢字見直しの審議に入った。 その後、第6回漢字小委員会では、「『常用漢字』と『準常用漢字(読めるだけでいい漢字)』に分けることの是非」という文言 を含む資料が配付された。 また答申時期については、第15回漢字小委員会でと述べられている。 なお、その後の漢字小委員会で表の煩雑化に疑問の声があり、「準常用漢字」等の区分は最終的に行なわれなかった。 (平成20年)、名に使われている漢字で常用漢字に現在含まれていない「 阪・鹿・奈・岡・熊・梨・阜・埼・茨・栃・媛」の11字を常用漢字に含めることを決めた。 これは固有名詞は常用漢字表の対象としないのが原則であり、今後も維持するが、特に公共性が高い都道府県名について例外として扱ったものである。 また、その後、「 韓・畿」が追加候補に入ったが、これは都道府県名に準じる漢字としての位置付けである。 2008年(平成20年)の第21回漢字小委員会で218字が発表された(220字と明記され、主要新聞社もそのように発表したが、実際には「 闇」がデザイン差で重複しており、また既に常用漢字表に入っている「 靴」が誤って入っていたため218字が正しい)。 この時点では特定の語に限って常用漢字と同様に認める熟語が「別表」として付記されていたが、「なるべく単純明快な漢字表を作成する」という考え方に基づき、その後のの第23回漢字小委員会ではが「別表」を統合した形で発表され、同日の審議でもその旨了承された。 なお、第2次字種候補案では「本表に入れる可能性のある候補漢字」は188字とされた。 また、「 斤」が削除候補から外された。 次のの第24回漢字小委員会では、の第39回国語分科会に提出する資料について「最終的な扱いについてはに一任する」ことが了承された。 また、国語分科会で字種候補案が了承されたとしても、今後、行なわれる音訓の検討過程で字種の出し入れの可能性があることも確認された。 実際にその後のの第25回漢字小委員会では、追加候補に「 刹・椎・賭・遡」の4字が追加され、「 蒙」が削除された。 これにより追加候補は191字となった。 (平成21年)の第37回漢字小委員会およびの第42回国語分科会で了承された修正案では「 柿・哺・楷・睦・釜・錮・賂・勾・毀」の9字が追加、「 聘・憚・哨・諜」の4字が削除され、追加候補は196字となった。 なお、漢字表の名称は現行と同じ「常用漢字表(改定常用漢字表)」とすることが確定した。 文化審議会は2010年6月7日の第51回文化審議会総会で、 改定常用漢字表を答申した。 (参考)一度は追加候補漢字に入りながら、その後外された漢字(85字) 叩 噓 噂 濡 笠 嬉 朋 覗 撫 溜 鷹 揃 頷 摑 翔 喋 嚙 洩 禄 栗 馴 駕 鴨 淵 駿 蘭 胡 蘇 狼 蝶 搔 惚 蒼 腿 菩 吊 雀 樽 壺 祀 卿 歪 棲 磯 桶 鷲 媚 寵 秤 套 醬 疼 賤 顚 糊 誼 截 綬 庄 毅 揆 躇 躊 憐 狽 萌 撥 謳 蔓 捏 饉 倦 屛 恍 斡 膠 疇 謗 乖 誹 蒙 聘 憚 哨 諜 また、文化庁は「『新常用漢字表(仮称)』に関する試案」を公開、募集を行ない、2009年(平成21年)から行なわれたものの結果がニュースなどで報道された。 これは第31回漢字小委員会以降で配付された資料に基づくものである。 それによると、新たに302字 の追加希望があったという。 最も多かったのは「 鷹」の22件である。 ちなみに、、など名称に「 鷹」を含むが意見書を出していた。 続いて「 碍」の20件は一部の団体が「 障害」を「 障碍」と表記するよう主張していることが関係している。 その他、6件以上意見があったのは「 睦・柿・迂・哺・蘇・棲・疹・楷・揃・叩・濡・吊・悶・牽・挽・捏・膿・噓・禄」であった。 一方、削除希望の漢字も挙げられ、最も多かったのは「 鬱」、次いで「 顎」であった。 そのほか「 聘・憚・憬」などが挙がっており、「 埼・阪・阜」など都道府県に用いられる漢字も削除の要望があった。 今回のパブリックコメントでは約220件の意見が寄せられており、「敬語の指針(報告案)」の際の5倍に上っている。 文化庁は、このパブリックコメントを加味した上で、再度指針案を練り直すとしていた。 その後、2009年(平成21年)からまで再度、修正案を対象にしたパブリックコメントが実施され、272件の意見が寄せられた。 追加希望が最も多かった字は「玻」の95件で、この字がでないことを理由に子供のを不受理とされた処分の無効を求めていた在住の夫婦 とその支援者による組織票により、前回の0件から一転して95件の追加希望が寄せられた。 また、前回のパブリックコメントでは20件であった「 碍」は86件と大幅に追加希望が増加。 「 鷹」は前回より2件増の24件であった。 この結果に基づいて審議が行なわれた結果、2010年(平成22年)に開催された第41回漢字小委員会は「 玻・碍・鷹」のいずれも追加を見送り 、2009年11月の試案通り字種を「196増5減」とする案が了承された。 ただし「碍」についてはので「障害」の表記の在り方について検討しているため、その結果によっては改めて検討することとした。 字体 [ ] 「改定常用漢字表」(文化審議会答申)では「現行の常用漢字表制定時に追加した95字については、表内の字体に合わせ、一部の字体を簡略化したが 、今回は追加字種における字体が既に及び『人名用漢字字体』 として示され、社会的に極めて安定しつつある状況を重視し、そのような方針は採らなかった」ため、「現行の常用漢字表で示す『通用字体』と異なるものが一部採用される」ことになった。 印刷文字• 「 餌・遡・遜・謎・餅」の5字には「『/』にかかわる字のうち、『 辶/𩙿』の字形が通用字体であるものについては、『 辶/飠』の字形を角括弧に入れて許容字体として併せ示した。 当該の字に関して、現に印刷文字として許容字体を用いている場合、通用字体である『 辶/𩙿』の字形に改める必要はない。 」という「字体の許容」が適用される。 「 茨・牙・韓・𠮟・栃」の5字には「特定の字種に適用されるデザイン差」(個別デザイン差)が認められている。 「情報機器に搭載されている印刷文字字体の関係で、本表の掲出字体とは異なる字体(掲出字体の『 頰・賭・剝』に対する『 頬・ 賭・ 剥』など)を使用することは差し支えない」とされている。 これを適用する具体的な字種は明記されていないが、「 淫・葛・僅・煎・詮・嘲・捗・溺・塡・賭・剝・箸・蔽・頰」の14字が該当すると考えられる。 「 臆・骸・惧・稽・柵・恣・煎・嘲・諦・汎・闇・籠」の12字はで「漢字使用の実態への配慮から、字体の差と考えなくてもよいと判断」された字形差が、改定常用漢字表ではデザインの差ではなく字体の差とされる。 手書き(筆写の楷書) 「印刷文字字形と手書き字形との関係について、現行常用漢字表にある『(付)字体についての解説』、表外漢字字体表にある『印刷文字字形(明朝体字形)と筆写の楷書字形との関係』を踏襲しながら、実際に手書きをする際の参考となるよう、更に具体例を増やして記述した。 「『しんにゅう』の印刷文字字形である『 辶/辶』に関して付言すれば、どちらの印刷文字字形であっても、手書き字形としては同じ『』の形で書くことが一般的である、という認識を社会全般に普及していく必要がある。 」 都道府県名など [ ] 「改定常用漢字表」(文化審議会答申)では「固有名詞を対象とするものではない。 ただし、固有名詞の中でも特に公共性の高い都道府県名に用いる漢字及びそれに準じる漢字は例外として扱う。 」とした。 これにより、都道府県名に用いる漢字で常用漢字表になかった11字と、近畿の「 畿」・韓国の「 韓」の2字が常用漢字になった。 この13字について整理すると以下の通り。 字種 音訓 専用 1字下げ 備考欄 表内 表外 茨 いばら 都道府県名専用 1字下げ 注記あり 茨城県のみ 茨の道、 茨姫など 媛 エン 一般使用可 - 注記あり 才媛など - 愛媛県のみ 媛(ひめ) 岡 おか 都道府県名専用 1字下げ 注記あり 岡山県、 静岡県、 福岡県のみ 岡っ引き、 岡持ち、 岡目八目など 韓 カン 地名専用 - - 韓国など (その他) 畿 キ 地名専用 - - 畿内、 近畿など (その他) 熊 くま 一般使用可 - - 熊、 白熊など - 埼 さい 都道府県名専用 1字下げ 注記あり 埼玉県のみ (その他) 鹿 しか 一般使用可 - - 鹿 - か 1字下げ - 鹿の子など - 栃 とち 都道府県名専用 1字下げ 注記あり 栃木県のみ 栃の木、 栃餅、 栃麺棒など 奈 ナ 一般使用可 - - 奈落など - 梨 なし 一般使用可 - - 梨、 洋梨など - 阪 ハン 地名専用 - 注記あり 阪神、 京阪など 阪路など 大阪府のみ 阪(さか) 阜 フ 都道府県名専用 1字下げ 注記あり 岐阜県のみ 陰阜など 「都道府県名専用」および「地名専用」で示した8字が、固有名詞の例外として追加された「都道府県名に用いる漢字及びそれに準じる漢字」に該当する。 なお、日本新聞協会新聞用語懇談会では「 岡」は「都道府県名専用」とはせず、限定的な熟語( 岡っ引き、 岡目八目、 岡持ち)には使用するよう決めている。 法令における使用 [ ] では常用漢字のみを使用することを原則として 、常用漢字外の字は、語そのものの言い換えが行なわれるか、その字のみ書きするか、常用漢字外の字を使用しつつ初出の箇所にのみ()をつける運用がなされる。 は、、当用漢字告示後から多用されている。 「 慰藉料」を「 慰謝料」と表記するなどである。 平仮名書きは、機械的に行なえるために多く使用されてきたが、がある場合や、「 だ捕」( 拿捕)「 改ざん」( 改竄)など語の一部のみ平仮名書きされる不自然さがあり、次第に避けられるようになりつつある。 初出箇所にのみ振り仮名を振る方式は、常用漢字使用の原則に沿いつつ、自然な記載をなしうるため、法令の条文の記載において、多く用いられるようになりつつある。 平成に入って化された・等はいずれもこの方式によっている例である。 法令以外の公用文においても、・により、常用漢字のみを使用することを原則とするように定められている。 常用漢字表に存在するが、用いられないことがある字種・音訓 [ ] に用いられている漢字は全て当用漢字表に採られ、常用漢字表にも引き継がれている。 一般的に用いられない漢字が常用漢字である一因はこのためである。 『』において「常用漢字表にあるものであっても,仮名で表記するもの」とされているもの• 虞、 恐れ:「おそれ」• 且:「かつ」• 従って(接続詞):「したがって」、動詞「したがう」の活用として用いる場合は「従って」と表記。 但し:「ただし」• 但書:「ただし書」• 外、 他:「ほか」• 又:「また」(ただし,「 または」は「又は」と表記する。 因る:「よる」 常用漢字表にある字種だが、日本新聞協会新聞用語懇談会が使用しないことを決めた7字• 虞(おそれ):『新聞用語集』「用字用語集」では「恐れ」の表記が示され、『NHK漢字表記辞典』では「おそれ」の表記が採られている。 常用漢字表外の音に「グ」があり、熟語として虞美人、虞犯などがある。 且(かつ):「かつ」は副詞で「同時に」、接続詞で「それに加えて」という意味があるが、仮名書きが一般的であるとして、新聞社などマスメディアでは漢字を用いない。 遵(ジュン):「決められた規則などに従う」という意味。 遵守、遵法などの熟語があるが、『新聞用語集』『NHK漢字表記辞典』共に 順守、 順法など、同音の「順」とする表記を採る。 朕(チン):かつての天皇の一人称。 使用頻度が低いとして使用しないこととされている。 『新聞用語集』「用字用語集」に表記例は示されず、『NHK漢字表記辞典』では仮名書きすることが示されている。 但(ただし):仮名書きが一般的であるとして漢字を使用しないこととされている。 附(フ):同音の「付」に書き換える。 新聞では学校名や病院名など固有名詞に含まれる「附属」も「付属」とする表記が行われる。 『NHK漢字表記辞典』では固有名詞では「附属」の表記も認めている。 又(また):仮名書きが一般的であるとして漢字を使用しないこととされている。 公用文とは違い「または」も仮名書きにする。 用途が限られる常用漢字• 畝(うね・せ):「 畝」(せ)は尺貫法の面積の単位で、反の十分の一。 2010年の改定で「せ」の読みが常用漢字表から削除された。 「うね」は畑の土盛りの部分。 農業関係者を除き用いる機会はまれである。 璽(ジ):「 璽」とは天子(皇族)の印のこと。 国璽、 御璽、 印璽などといった熟語があるが、日常で用いられることは極めて少ない。 朕(チン):「 朕」は天皇の旧一人称。 現在は「 私」(わたくし)を用いているが、日本国憲法ので使われている。 日常で用いることは極めてまれである。 尺貫法で用いられる常用漢字• 斤(キン):「 斤」はで用いられる質量の単位であり、江戸時代は貨幣の単位にも用いられた。 削除が検討され、になる予定だったが、慣習的にを数える単位として用いられるため常用漢字に残された。 熟語として斤量などがあるが、において頻用されるほかはあまり用いられていない。 世論調査によって、あまり使用しないと回答された漢字• 逓(テイ):「 逓」は「一定の数だけ〜していく」という意味。 熟語として 逓信、 逓増、 逓減があり、かつて日本では1946年までというが存在した。 世論調査によって、6割以上の人があまり使用しないと回答した漢字の一つである。 遵(ジュン):「 逓」同様に、世論調査によって、6割以上の人があまり使用しないと回答した漢字の一つである。 常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告) [ ] 近年、手書き文字と印刷文字の表し方に習慣に基づく違いがあることが理解されにくくなっている。 また、文字の細部に必要以上の注意が向けられ、正誤が決められる傾向が生じている。 では、平成26年度からにおいて、「手書き文字の字形」と「印刷文字の字形」に関する指針の作成」に関して検討を進めてきました。 このたび、その検討結果が国語分科会において「常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)」(案)として報告されましたので、お知らせします。 脚注 [ ] []• 常用漢字表(2010年)まえがき• さらに漢字を適切に使うことに関しては、ではに示されている漢字にとどまる。 「崎」の異体字だが改定常用漢字の「埼」は訓読みの「さき」ではなく「さい」である。 「坂」の異体字。 「 側」には〈「かわ」とも。 〉と注記された。 追加された「 隙」には〈「 隙間」は、「 透き間」とも書く。 〉と注記された。 「表の見方」に「字音を動詞として用いることのできるもの」として「 力む」が「 案じる」・「 信じる」とともに例示されている。 文化審議会国語分科会報告• 第39回文化審議会総会• で配付された PDF P. 3参照。 で配付された PDF P. 4参照。 この2点のほか、P. 2 6行目 候補漢字Aの「 樋」は「 桶」の誤りである。 とでは表現が若干変わったが、実質的な内容に変わりはない。 なお、国語分科会提出資料は第39回国語分科会で了承された。 で配付された PDF による。 ただし、「 䑓(「 臺(台)」の異体字)・ヶ・々」などの文字についても除外せずに記載されている。 2010年(平成22年)、で敗訴が確定。 PDF 参照。 PDF P. 12 参照。 「常用漢字表」(国語審議会答申)前文には「新しく加わった漢字については、同表に掲げたものに準じて整理を加えた」とある。 (注)「同表」は「当用漢字字体表」のこと。 人名用漢字として「昭和26年以降平成9年までに示された字体」のこと。 新聞用語懇談会編『』日本新聞協会、2010年 24ページ• PDF• ただし上諭に用いられている「詢」は当用漢字・常用漢字ではない。 『法令における漢字使用等について(平成22年11月30日内閣法制局長官決定)』「1 漢字使用について 4 」。 なお本決定以前は『法令用語改正要領』「第五 常用漢字表にあっても、かなで書くもの」において同旨が定められていた。 新聞用語懇談会編『』日本新聞協会、2010年 4ページ• 編『NHK漢字表記辞典』、2011年 、14ページ• 共同通信社『記者ハンドブック』第13版 415ページ• 時事通信社『最新用字用語ブック』第7版 415ページ• 『読売新聞用字用語の手引』第5版(中央公論社)323ページ• 『NHK漢字表記辞典』(NHK出版、2011年)493ページ• このほかには「 謄」「 弐」「 厘」も調査されたが、「あまり使われていないと思う」と「全く使われていないと思う」の合計は約3割程度である。 関連項目 [ ] に関連の辞書項目があります。

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